厳島神社

宮島の歴史は、厳島神社の歴史に始まるといっても過言ではありません。
かつては、人が住むことを許されなかった宮島も、中世になると厳島神社に仕える人々の家が建てられ、戦国時代には神社の関係者以外の人も住むようになりました。
江戸時代には、参拝者が多く訪れ、島内は観光地として賑わっていきます。

この島に、海に浮かぶ社殿が創建されたのは推古天皇の時代(6~7世紀)だといわれていますが、今のような優雅な姿に改められたのは12世紀で、1168年(仁安3年)に平清盛によって社殿が造営されました。
その後、たびたび火災や高潮、台風、土石流などの被害を受けましたが、そのつど鎌倉幕府や室町幕府の庇護を受け復興。
現在の本社本殿は1571年(元亀2年)に毛利元就が建てたもので、本社を中心に、客神社、門客神社、大国神社、天神社などの各社が配置され、朝座屋、高舞台、楽房、能舞台などが、その間に設けられています。

ほとんどの社殿が朱色なのに、色の違う建物が点在しているのは、建てられた時代が違うからだとか。
また、内侍橋、長橋、反橋などの橋が架けられ、東西あわせて約300mの廻廊がこれらを結んでいます。

満潮時には、海に浮かぶように見える厳島神社。
潮の干満を利用した設計は、海上木造建築物としては例がなく、国際的にみても珍しいもの。
世界文化遺産の登録に際しては、建造物と自然の一体的な価値の高さが評価されました。
社の後ろにそびえる弥山、前面に広がる瀬戸内海の雄大さと寝殿造りの粋を極めた荘厳華麗な建築美は、訪れる人を宮廷文化へと誘います。


ちなみに江ノ島、竹生島とならぶ日本三大弁天でもあるらしい。

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